初心者にもわかる！車の豆知識 -調査人の裏技-

中古車購入時の注意１

「点検整備記録簿」の確認！

まず覚えておきたいのが「点検整備記録簿」の確認です。

車を購入してすぐに壊れて、「これは保証対象外なので実費請求です」

なーんて言われてはたまったもんでは有りませんね。

そのような車はまず買わないように見分けなければなりません。

では故障の無い車はどうやって見分ければよいのでしょうか？

車は機械物ですから、絶対に故障しないものを作ることは不可能です。

しかし、最近の車は部品の信頼性も耐久性もよくなりました。

しっかりとメンテナンスをしていれば故障などのトラブルに見舞われること

も少なくなりました。

中古車では、前の使用者（オーナー）がしっかりとメンテナンスをして大切

に乗っていた車を見つけることができれば、あなたが購入した後に故障が

起きる可能性を抑えることが出来ます。

では、どうやって前のオーナーが大切に乗っていたのかどうかを調べたら

いいのでしょうか？

答えは、「点検整備記録簿」を確認することです。

この点検整備記録簿に６ヶ月ごとの定期点検の内容が記録されています

ので、どこを点検したのか、オイル交換等しているのか、定期交換をした

部品等や作業が有るのかがわかる記録です。

これなら初心者の方でも簡単にわかりますよね。

現在は規制緩和で罰則規定が無くなりましたので、車検整備以外は受

けないユーザーが多くなってきているのが現状なのですが、車を大切に

しているユーザーはしっかりと定期点検を受けていることが多いのです。

６ヶ月・１２ヶ月点検は有償の作業で、当然費用がかかります。

その定期点検を受けている車というのは前のオーナーがその車を大切

に乗っていた証拠です。

ファンベルトなどのゴム部品は走行距離だけでなく、時間が経てば経年

使用によるヒビ割れ等の劣化も有りますので、定期点検を受けている車

であれば悪くなった消耗品はきちんと交換され常にベストな状態で走行

していたと思われ、あなたが購入した後に故障する可能性は低いという

ことです。

逆のことを言いますと、「点検整備記録簿」が無いような車は２オーナー

とか３オーナー以上で、どのような使い方がされていたのか判らない車

だということです。

このような車では、走行距離が少ないからといったことで購入するのは

やめておいたほうがいいでしょう。

中古車を購入するときは、必ず「点検整備記録簿」を確認するようにしま

しょう。