現在までの経緯
現在までの経緯
このプロジェクトの構想自体はYOSHIKIが1991年頃から持っていたとされる。当初はYOSHIKIのソロプロジェクトという見方をされていて、1997年のX JAPAN解散後には、それがいつ具体化するかに注目が集まる。しかし1998年、hideの死去でYOSHIKIが精神的にダウンしてしまい、プロジェクト自体が延びに延びてしまう。
しかし、プロジェクトの楽曲製作は常に行われていた様で、アメリカ映画「in god's hands」(1998年、ザルマン・キング監督)にVIOLET UK名義で「sane」を提供している。また、2000年にはセブンイレブン日本法人の企業イメージCMに自ら出演し、CM楽曲にVIOLET UKの楽曲「Blind Dance」「The Other Side」などを使っている。
2002年春に発売されたX JAPANの「THE LAST LIVE VIDEO」では、ラストで韓国・ソウルでのプロモーションの映像と共に「VIOLET UK COMING SOON!」というテロップが入り、 さらには同年の年末に行われた「YOSHIKI Symphonic Concert 2002 featuring VIOLET UK」(東京国際フォーラム)では、ヴォーカルも入ったオーケストラヴァージョンでVIOLET UKの楽曲が数曲披露されている。
その間にもレコーディングは続けられていて、これまでに製作された楽曲は300曲を超えている。
結局、YOSHIKI自身が構想を抱いてから14年もの歳月が過ぎ、ようやく2005年9月22日(=9月22日はX JAPAN解散日)にデビューすることが発表された。ちなみにVIOLET UKのレコーディングにかかった費用はすでに12億円を超えている(2005年6月26日放送・テレビ東京系「ソロモンの王宮」番組中のYOSHIKI自身の発言より)。
しかし、デビュー日となるはずであった9月22日当日、当初計画されていたアルバムのリリースは無く、YOSHIKIは実質的なデビュー延期と取れるコメントを自身のモバイルサイト「YOSHIKI mobile」で発表。また同時に、iTunes Music StoreにVIOLET UK名義の楽曲「SEX & RELIGION」をTEST MIXという形で有料配信した。
結局「始動」はしたが、ファンが期待していた「デビュー(=アルバムリリース)」せずという中途半端な結果となっていて、長年待たされたファンの間でも賛否両論がある。
2006年4月に、米国人気音源公開サイトMyspaceにて、VIOLET UKの音源をYOSHIKI自身が発表した。