初心者にもわかる！車の豆知識 -調査人の裏技-

豆知識

信号の無い交差点での出会い頭に衝突した事故などでは、相手側に一時

停止の義務が有っても、場合によっては過失が発生することも有ります。

また、追突事故の場合、一般道路ではほぼ１０：０の過失割合になりますが

近年は迷惑駐車・違法駐車等が取りざたされており、いくら止まっていたから

と言っても１０：０にならないケースも有ります。

例えば、Ｔ字路からラフタークレーン（タイヤのデカいクレーン車）などは、車両

が停止線にあってもクレーンの先端が優先道路にはみ出している場合が有り

優先道路を通過する車両の側面に衝突することが有ります。

こんな時はラフタークレーンは停止していても、クレーン先端部が路上障害物

にあたるとして過失を取られるケースが有ります。

それから、気を付けなければいけないのが「高速道路」です。

高速道路上では基本的に停車してはいけませんので、渋滞末尾で玉突きの

追突事故の場合、その時の状況によっては過失が発生する場合が有ります。

ま、過失というか、一般道路ではぶつけた加害者が損害を全部見るのですが

高速道路の場合はぶつけた加害者が直接ぶつけた車両の後部を補填して、

ぶつけられた車が（玉突き事故なら）自分の車両の前部を自分で直し前車の

後部を補填して・・・と、順番に前方の損害車両を補填する場合も有ります。

Ａ（加害者）→Ｂ（被害者）→Ｃ（被害者）

一般道の場合：ＡがＢ＋Ｃの損害を補填

高速道の場合：ＡがＢの後部を補填→ＢがＣの後部を補填
　　　　　　　　　（ＡとＢの前部はそれぞれ自車両扱いとなる）